【書評】シェアライフ by石山アンジュ

昔はプライベートがなかった?

映画「Always3丁目の夕日」で近所のみんなが1つの家に集まって、テレビを見ているシーンがある。

あんな毎日だったら楽しそうだなー、と思うと同時に、家に近所の人がどんどん入ってくるとなると嫌な気もする。

パブリック<プライベートの現代

本書では、「高度経済成長によりモノが個別化されていった」と書かれている。

それに加え、プライベートが大きくなった、と。確かにスマホ1つで今や何でも出来る。

プライベートが増え、パブリックがない現代は逆説的に言うと、共有物がなくなったので、人と人とのつながりが希薄化しているらしい。

孤独死が年間3万人と言われていて、上がり続けているのも、この世の中の流れに関係あるのかな?

どっちがいいとか悪いじゃない

これらは時代の波で、行ったり来たりするものだと思うので、どっちがいいとか悪いとかではない。

けど、世の中を解像度をあげて見ることが出来ると、ビジネスにおいて優位になる気がする。

この本は、これからの時代に欠かせないキーワード「シェア」をテーマに、新しい生き方をや考え方を提案している本。

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執筆者:YUIHIDE FUJIWARA
1991年千葉生まれ。 順天堂大学出身。大手パーソナルジムでパーソナルトレーナーとして経験を積み、2017年に独立。年間400人以上のクライアントを担当する。詳しいプロフィールはこちら