「疲れているからチョコ」は逆効果

「仕事が忙しくて疲れていたので、ついチョコを食べちゃいました」

と、お客様から申し訳なさそうに言われたことがあります。

仕事が忙しく、脳をフル回転させている時によくあるのが、「今、血糖値が低くなっているので、糖分を取らなきゃ」という考え方です。

ですが、ここで断言します。

疲れているからチョコ(甘いもの)は逆効果です!

疲れているとなぜ身体は甘いものを欲するのか

それには「血糖値」が関係しています。

「血糖値」とは、呼んで字の如く「血液の中の糖分(ブドウ糖)の量」を表した数値です。

脳や身体を使うことでエネルギー(糖分)が消費され、疲労を感じる頃には血糖値が低くなっているので、それを補おうとして身体が糖分を欲するのです。

血糖値の落とし穴

しかし、血糖値には、「急激に上がると、急激に下がる」という特徴があります。

これにはインスリンというホルモンの働きが関係しているのですが、急激に下がるだけならまだしも、結果的に初めよりも低くなってしまうことさえあります

特に砂糖やショ糖、果糖などの単糖類を摂取した時は要注意。(ちなみに、チョコの殆どは主成分が砂糖)

その為、疲れてるからチョコを摂取したのに、血糖値の特性によって余計に疲労を招く…なんてこともあるのです。

どうしてもチョコが食べたい時はこちら

今は、カカオの含有量の多いチョコ(カカオ率70〜80%以上)がコンビニなどで手軽に手に入ります。

カカオ率が高くなると、甘みは減りビターな感じが強くなりますが、「どうしてもチョコが食べたい」という方にはオススメの商品です。

執筆者:YUIHIDE FUJIWARA
1991年千葉生まれ。 順天堂大学出身。大手パーソナルジムでパーソナルトレーナーとして経験を積み、2017年に独立。年間400人以上のクライアントを担当する。詳しいプロフィールはこちら