引き続き開業準備
最近は、仕事の合間に、不動産会社に提出する書類や、銀行から融資を受ける為の準備を進めている。
それらが終われば、晴れて開業となるのだが、普段やらないことをやることは、結構疲れるものだ。
そんな中、「今まで目を背けてきたお金の管理もやっていかなきゃな」と思い、手にした本が、朝倉祐介氏の著書ファイナンス思考だった。
著者の朝倉祐介氏とは
2011年に(株)ミクシィ入社後、2013年に代表取締役社長兼CEOに就任。
入社当時、時価総額180億だったミクシィを時価総額5000億までにV字回復させたことで有名な人物。
現シニフィアン株式会社共同代表。
良い意味で裏切られた内容
読み進めていくと、よくあるファイナンスに関するハウツー本とは、全く違うことに気づいた。
ここには、日本企業の問題点を指摘し、どうすれば日本にGAFAのようなビッグ企業が生まれるのか、が明記されていた。
1ページ目には、さっそく「日本になぜアマゾンは生まれないのか」と書いてある。
PL脳→ファイナンス思考へ
著者は、日本企業の問題点の1つとして、「PL脳」をあげている。
日本の企業の多くが、目先のPL上の指標を最大化することを、目的としていることに警鐘を鳴らしているのだ。
そして、企業の価値を最大化する為に、長期的な視点を持って戦略を立てる必要があると訴えている。
短期的な数字に囚われず、長期的な成長戦略を!
長期的な視点を持って取り組めば、誰しもGAFAのようなビッグ企業になれるというような話ではない。
しかし、日本企業の成長を阻害している1つに「PL脳」があることは納得だ。
企業の価値を最大化するということ、と黒転する期日を明確に決めていれば、数年赤字を掘ったとしても、投資家を納得させ、資金調達することは可能だと思う。
それを避け、目の前の利益を釣り上げても天井は見えている。
まとめ
1人のビジネスパーソンとして、毎月利益を出すことは大切だが、それは当たり前のことだ。
今やっていることの、もっと上にある大きな「Why」を大切にし、そこに向かって挑戦していきたい、とこの本を読んで強く思った。
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この本に書かれていることは、難しい経営論ではない。全てのビジネスパーソンにとって、大切なことがわかりやすく書かれている。
ファイナンスの数字の裏にある、大切なことに気づくができた。