伝え方を工夫したい
パーソナルトレーナーを簡単にいうと、お客様の身体の悩みを解決し、理想の状態へ導く人である。
専門の知識やノウハウが不可欠な仕事だ。
僕は必要な情報を取り込む為に、いつもアンテナを高くするようにしている。
常に新しい情報をお伝えし、お客様の知的好奇心を刺激したいと思っているからだ。
しかし、情報の取得はしているが、伝える方法を今まで一度も学んだことがない。
この本をたまたま手にした時、今僕が読むべき本だと真っ先に思った。
著者の佐々木圭一氏とは
1972年生まれ。上智大学大学院を修了後、97年広告会社に入社。
日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールド賞など国内外51のアワードを獲得するなど、世界で活躍するコピーライター。
また、作詞家としてCHEMISTRYの「This age」、郷ひろみの「LIFE」などを手掛けたことでも有名な人物。
伝え方はセンスではなく、技術
本書の中で、繰り返し出てきた言葉。
伝え方はセンスじゃないと言っている。
てっきり伝え方が上手い人は、コピーライターのように言葉の才能がある人だと思っていた。
技術なら、身につけさえすれば、僕でもできる!
相手に伝えたいことを、短いフレーズにして的確に表すことは、とても重要なことだと感じた。
具体的なエピソードを用意する
デートの誘い方の話があった。
ざっくりいうと、「僕とデートしませんか」と誘うのではなく、
「驚くほど美味しいパスタ屋さんと、石窯ピザのお店どっちがいいですか」にすると、同じ内容なのに、確率が変わるということだった。
これは「選択の自由」という技術で、選択肢を限定することで、どちらかを人は選んでしまうというものらしい。
この技術も、カウンセリング時などで取り入れていこうと思った。
まとめ
たった一言、選ぶ言葉を変えるだけで、こんなにも相手への印象が変わることに驚いた。
思ったことをそのまま口にするのではなく、少し立ち止まって相手のことを考えることが大切だと知った。
これから、人と話したり、文章を書くのがより楽しみになった。
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